その基準を超えていけ
7月20日の、ネオスタンダードトークショー。
出店を決めたとき、わたしには売るものが何もなかった。
何もなかったから、「売るものをつくらなきゃ」って思った。
だって物販って、商品を販売するものでしょう?
オリジナル香水セッションで参加を決めたけど、
他の物販の参加者さんたちを見ると、みんな、素敵な商品ばかりで。
わたしも、商品をつくらなきゃって。
でも、なかなか進まなかった。
香りが、ぜんぜんできなくて。
そのときに、言ってもらったの。
「物販、商品売らなきゃいけないって誰が決めたの?」
「ゆうかちゃんのお仕事、そのままやっていいんじゃないの?みんなに調香したいんだったら、すればいいじゃない」
「商品はつくってもいいと思うけど、つくりたいものだけにしなよ」
って。
そして、決めた。
3つ作成予定だった商品は、以前からプロジェクトとして進めてた eau de vie に絞った。
セオリーからすると、商品が複数あったほうがお客様は選びやすい=売れるのだろうけど、わたしが今本気で作りたいもの、1つだけにした。
はじめてのこと、香水ライブパフォーマンスにチャレンジすることにした。
会場全体、参加者全員のエネルギーを感じてつくる、新しい香り。
どんな風になるのかわからない。でも、結果がどうなるかわかってることだけやる、ってもういいかな、って。やってみたいから、やってみる。
もうひとつは、以前からイベントで行っていた、オリジナル香水ミニセッション。
ペンダントの蓋の部分が以前は丸だったのだけれど、ソリッドな角のものにして、チャームをつけた。
チャームは、以前は「こんなのだったらみんな好きかな」とか、「これが今回のイメージに合うかな」みたいに決めてたのだけれど、
「わたしが欲しい、つけたい」って思うものだけにした。
そしたら、宝物みたいな香水瓶ができた。
決めてから、お家の一角に、物販ブースをつくった。
そこに、できあがった商品をひとつずつ置いてみる。
足りないものは何か。わたしだったらどんなディスプレイのお店に惹かれるかなって考えて。
最初は、敷物一枚。
すこしずつ、ものが増えて行く。足して、引いて、また足して。
当日に向けて、すこしずつカタチができていく。
こんなふうにしたのはじめて。
ぜんぶ、はじめて。
出店を決めて、最初、麻生さんに、「ネオスタンダードって何?」って聞いた。
「これまでの、毎月働いてお給料をもらうって考え方を飛び越えた、新しい生き方。
例えば、お給料日って変じゃない?種をまいて収穫するみたいに、1年分一気に稼ぐ、とかいう考え方もあっていいと思わない?
そういう、新しい考え方とか、生き方。新しいスタンダードをつくるの」
って返ってきた(たぶんそんな感じ)。
いま思うことは、
ネオスタンダードトークショーは明後日だけれど、
それに向かう間に、いっぱい、これまでのわたしの基準を超えてきたなぁってこと。
髪を切ったこともそうだし。
ほんとうに「やりたい」ことって、ぜんぶ、「これまで」を超えたことにあった。
このひと月、すっごく面白かった。
まだまだ超えていくよ。
ネオスタンダードトークショーは、齋藤麻生さん、渡邊みかさん、おやまえみさんがそんな、常識や基準の超え方、新しい考え方をたっぷりお話ししてくれます。
参加費も自分で決めていいって、もう既に常識を超えてるなぁって思う。
つまりそれって、お支払いっていう普通の行為なのに、自分の「これまで」を超える行為。
参加費は当日、トークショーを聞いてから自分の支払いたい額をお支払いいただくシステムなのだけれど、座席の関係等から、事前申し込みが必要です。
絶対面白いから来て欲しい。
「これまで」を疑うこと。超えること。
わたしにとって出店がそのきっかけだったように、きっと、このトークショーがそのきっかけになるひとがいると思うんだ。
ネオスタンダードトークショーお申し込みはこちらから。
【追記】
NEO STANDARDのライブパフォーマンス香水ができました!
NEO STANDARD perfumeはこちらから。
今回のトークショーで初お披露目!eau de vie (命の水)はこちらから。
旅する調香師Yuka
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