アワイノ森
はじめて曲をつくりました。
はじめて2ヶ月のハープの曲です。
今週26日、鎌倉のギャラリー檜松で行われる、
あわい【すとうくるみ×4人展】で、15時からハープを弾かせてもらいます。
作曲ってできる?って聞かれたとき。
答えは、「わかんない、やったことないの」でした。
でも、彼女が「できる?」って言うときって、わたし、できるって知ってる。
あとはやるかやらないか(やりたいか、やりたくないかって選択はもちろん委ねられてるから)。
「わかんない。できたら連絡するね」
って言ってみたものの。
なんとなく、
「あぁ、わたしできるなぁ」って思ってて。
「やりたいなぁ」って気持ちがあって。
じゃあ、やるしかないよねぇって。
でも、作曲なんて習ったことないの。
ピアノは習ってたけど、音楽理論とか、コードとか知らない。
まずは、歌ってみた。適当に歌詞をつけて、それにあわせて鼻歌みたいに歌ってみる。
でもそうじゃなかった。これじゃない。
どうしようかなぁ、どうやったらできるかなぁってしばらくぐるぐるしてて。
気づいた。
そうだった。わたし、五感でいうと、耳、強くないんだった。
強いのは目と鼻、そして触覚。
だったら、
あわいの森に行くしかないよね?
ってなって。
それからは毎日あわいの森に通った。
あわいの森の色、空気、匂い、地面の感触。
たくさん感じて。
まずイメージとして出てきたのは、空間と時間が重なり合ったパラレルワールド。
それを音にしていく。
そして次に出てきたのは、あわいの森を彷徨っているこだま(←わたしが勝手にイメージした、あわいの森に住んでいる妖精みたいなもの)たちが、互いの存在に気付きながらも、どうしても時間と空間が重ならなくて、
どっかずれていて、出会えない物語。
気配は感じるのに、
相手が踏んだ土の匂いを感じるのに、
触れ合った温度がわかるのに、
でも重ならない、そんなこだまたちの物語。
それを音にして。
そうして、ハープ曲「アワイノ森」ができました。
(もうひとつ、弾く曲がワルツだから、いちおう、ワルツになってます。)
この曲はあわいの森で生まれた曲。
だから、あわいの森の空間で弾けること、とっても楽しみにしてるんだ。
すとうくるみさんの生み出す幻獣や、参加されるアーティストさんの不思議で綺麗な作品も。
麻生さんのつくる空間はいつも、風と光が通って、気持ちが良くて、大好き。
来てね(2回言った笑)♪
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旅する調香師Yuka
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